豆乳だけじゃない!プラントミルクのご紹介
植物性のミルクと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
日本では大豆からできた豆乳が広く普及しておりますが、植物性ミルクの市場は、近年急速に成長しています。
大豆だけでなく、他の豆類(えんどう豆など)、ナッツ類(アーモンド、くるみ、カシューナッツなど)、穀物類(オート、米、雑穀など)、ココナッツなど、様々な種類の植物性の素材から作られたミルクが多く市場に出回っています。
これらの豊富な選択肢は、健康に対する意識が高い方々や乳製品のアレルギーを持つ人々にとって特に有り難いものです。
植物性ミルクのメリット
まず、植物性ミルクは種類が豊富です。
味にそれぞれの特徴があるので、様々な種類の植物性食材から作られたミルクたちを、食事制限や個々の味の好み、作る料理に合う味などにあわせて選択できることで、より食事や料理の幅が広がります。
例えば、豆乳はタンパク質が豊富ですし、アーモンドミルクは低カロリーですので、健康志向の人々にぴったりだと思います。また、ココナッツミルクはクリーミーで、あっさりとした甘さと独特の香りがあるので、料理やお菓子作りに用いられることが多いです。
さらに、オートミルクやカシューミルクは、その高い栄養価とクリーミーなテクスチャーで注目を集めています。
このように多様なミルクを上手く使いこなすことによって、料理のバリエーションも格段に豊かになります。
単なる牛乳の代替品としてだけでなく、植物性ミルクにしか出せない風味や食感を活かすことで、これまでにない美味しさを追求できるかもしれません。例えば、コーヒーやシリアルにアーモンドミルクを合わせてみたり、カレーやスムージーにはココナッツミルクを使ってみたり。
植物性ミルクの利点には、環境負荷が低いということもあります。
乳製品の生産に比べて、比較的少ない水と土地で植物性ミルクは生産できると言われ、温室効果ガスの排出量も低く抑えられます。さらに、牛から無理に牛乳を搾り取るようなことがなくなるいう観点からは、より倫理的な選択と言えるかもしれません。
そして、日々料理をされる方にとっては、保存が簡単なことも嬉しい点です。
封さえあけなければ、日の当たらない涼しい場所で保管でき、冷蔵庫に入れる必要もないですし、賞味期限も長いので、ロスも少ないです。
植物性ミルクはいいことだらけ??
メリットばかりの植物性ミルクのように思えますが、一方で、いくつかの注意点もあります。
例えば、牛乳とは栄養価が異なるため、食事の栄養バランスを改めて考慮する必要があります。また、市場によっては添加物や砂糖が多く含まれている場合もありますので、原材料を注意深く選ぶことが重要です。
植物性ミルクの種類の豊富さと便利さは、今後の食品業界において重要な役割を果たしていくことでしょう。
個々のニーズや好みに合わせて選択できるだけでなく、環境への配慮や倫理的な観点からも、より多くの選択肢の中からミルクを選ぶことができることはとても良いことのように思えます。
それぞれの植物性ミルクの特徴や使い方については、またどこかで記事にできればと思います。牛乳や豆乳以外のミルクにも、興味を持っていただくきっかけとなっていれば幸いです。