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Burger King 公式HPより

 

ヴィーガン食品の消費拡大を狙うバーガーキングが、ドイツで販売しているすべての植物性商品を従来の肉の製品よりも安い価格で提供すると発表しました。

同時に従来の肉のバーガーとの差別化を図るため、ユニリーバ傘下の会社と共同でパティを更に開発する予定です。

正直価格が下がる事は頭で分かっていても、なかなか実現が難しい中、やはり環境保全やその他取り組みの動きが早いヨーロッパはさすがです。

このニュースをしり、植物性バーガーの購入を妨げていた最大の障壁を、ドイツのバーガーキングが先駆けて取り除くように思えました。

価格という最大のハードル

皆さんも直感的に理解できると思いますが、植物性食品は通常動物性の食品を使っている商品と比べると比較的価格が高く、それが何よりも実際の購入を妨げる障壁となっています。

昨年EUが行った大規模調査によると、やはりドイツ人の4割近い人たちが、植物性食品は購入するには”高すぎる”と言う意見を持っていることが分かりました。

そういう文脈もあり、今回バーガーキングの植物性バーガーが従来の肉の食品よりも価格が同等以下になると言うことは、とても大きい影響持つように思えます。

バーガーキングだけでなく、ディスカウントストアのLidlも植物性食品のほとんどを、従来の肉や乳製品と同等か、それ以下の価格にすると発表したと言うこともあり、価格が引き下がることは今後の流れのように思います。

そして価格というハードルが低くなることによって、今後、ヴィーガンな商品がより消費者に受け入れられやすくなってくると考えられます。

日本にもいずれこの波はやってくる

こういう取り組みはヨーロッパが先進的に行うことが多いですが、いずれ日本にも入ってくるでしょう。

そうしたときに、ヴィーガンの商品を開発していること、ヴィーガンの商品にアンテナを張っていること、何よりもヴィーガンと言う一つな価値観やライフスタイルを否定することなく受け入れる姿勢というものが、より一層重要になってくるように思えます。

同じように、オーガニックの食品やフェアトレードの食品など、より良い世界を作っていくような取り組みによって、現在は多少価格が高くなっている商品の価格が、今後下がってくることを心より期待しております。

その一方で、もし自ら商品を持っていたり、何らかのサービスを提供している場合には、今後は良いものだから、地球のためだから…といった理由で、価格が高い事はもしかすると言い訳にならない時代が来るのかもしれません。

健全な価格で提供する工夫が、より一層重要度を増してくる将来を見据えて今から動き出すご支援を、KYOTOVEGANとして引き続き行っていきたいです。

また、今後ともこのような世界各地のニュースも追いかけつつ、皆さんにご共有できればと思います。

村野

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