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日本酒の原料

日本酒は主に、「米」「米麹」「水」の主原料と「酵母」のシンプルな原料から製造されており、ヴィーガン食品といえます。ただし、製造工程でゼラチンや卵白などの動物性タンパクを利用する場合も稀にあるので注意が必要です。

米:
日本酒の原料となる米は、酒米と呼ばれる特殊な品種を使用します。酒米は、一般の食用米よりも粒が大きく、デンプン質が豊富で、心白と呼ばれる部分が多いのが特徴です。

米麹:
米麹は、米に麹菌を繁殖させたもので、米のデンプンを糖に変える役割を果たしています。この糖が酵母によってアルコール醗酵し、日本酒になります。主に日本酒に使用される「黄麹菌」、主に泡盛に使用される「黒麹菌」、泡盛以外の焼酎に使用される「白麹菌」の3つが酒造りに使われています。

水:
日本酒造りに欠かせないのが、日本酒の約80%を占める水です。水の質によって、日本酒の味わいは大きく変わります。軟水を使用した日本酒はまろやかな味わいが特徴です。一方、硬水で造られた日本酒は、キレのある味わいが特徴です。酒蔵によっては、地下水や湧き水など、こだわりの水を使用しています。

日本酒初のヴィーガン認証取得「南部美人」

岩手県二戸市にある酒蔵「南部美人」は、2019年に日本酒初のヴィーガン認証を取得したことで大きな話題を呼びました。

日本酒も伝統的な製法で作られるため、動物性由来の添加物が入っているのではないかという疑問を持つヴィーガンの方も少なくありません。南部美人がヴィーガン認証取得を目指したのは、ヴィーガン認証という形で”見える化”することで、ヴィーガンの方々にも安心して日本酒を楽しんでいただけるようにという想いからです。

日本酒は世界で最もピュアなアルコールと言われます。ヴィーガン認証があることで、インバウンドや海外輸出においても、ヴィーガンという観点における安心安全が信頼と価値につながっています。

>> 南部美人HP

京都と日本酒 伏見

伏見の酒蔵

京都の酒文化といえば、その中心地とも言えるのが「伏見」です。日本酒の歴史と文化が息づくこの地域は、日本三代酒処(兵庫「灘」/ 広島「西条」/ 京都「伏見」)の1つに数えられ、その地位を確立しています。そんな伏見には、創業100年を超える老舗から新進気鋭の酒蔵まで、20以上もの酒蔵が軒を連ね、伏見の街を彩っています。

日本酒の成分の80%は水で、酒質に大きな影響を与える重要な要素です。伏見の水は鉄分が少なく、中軟水で酒造りに適しており、柔らかくて飲みやすいお酒を作ることができます。伏見の酒蔵で生まれる多くの日本酒は、その水の質の良さが味わい深さや繊細さとして表れ、多くの人々を魅了しています。

近年、日本酒の酒蔵見学や試飲イベントも盛んに行われています。新たな観光コンテンツとして注目されています。日本酒の奥深さを体験するだけでなく、酒蔵ごとの個性やこだわりも感じることができるはずです。

京都伏見「玉乃光酒造」オーガニック認証を取得した日本酒

京都市伏見区にある「玉乃光酒造」は、有機農法で栽培された酒米を使用したオーガニック日本酒を造っています。「おいしいお酒は、良いお米から」を合言葉に2021年に有機認証を受けた酒米からオーガニック日本酒の製造をスタートし、2022年にEUオーガニック認証、USDAオーガニック認証、エコサート認証の3つを取得しています。

玉乃光酒造は「米」「水」「麹」の3つの原料だけで造られており、酒造りもできる限り、昔ながらの手作業にこだわっています。そうしてできる玉乃光の日本酒は、お料理を邪魔しない究極の食中酒です。

玉乃光酒造の取り組みは、「自然に寄り添う酒づくり」を目指す新たなチャレンジであり、次世代にも日本酒のおいしさと日本の自然の豊かさを伝えるために、オーガニック日本酒の拡大に取り組んでいます。

>>玉乃光酒造HP

最後に

日本酒の基本の原材料は、「米」「水」「麹」です。特に今日ご紹介したような酒蔵で造られるお酒は無添加のものが多く、動物原材料は使われていないヴィーガン食品です。(※製造過程で動物性原材料を使用する製品もありますので注意が必要です。)

より良いものを求める中で、ヴィーガンやオーガニックに自然と選択されて行っているように思います。日本酒に限らず日本の食を見直すと、動物原材料を使わない美しいコンテンツがたくさんありそうです。ヴィーガンかどうかを学んで、ヴィーガンOKと伝えることで、より多くの人に安心して届けることができ有効なマーケティングになります。

KYOTOVEGANでも京都のコンテンツの発信やヴィーガン対応・マーケティングのコンサルティング事業を行っています。
お気軽にお問い合わせください。

執筆:久田愛理

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