
2025年2月17日、公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)主催の「インバウンド対応力診断2024」報告会が開催され、合同会社KYOTOVEGANの代表・玉木がパネリストとして登壇しました。本イベントでは、観光業界がインバウンドの増加と共に直面する課題について話し合い、解決策を探りました。
イベント概要
「インバウンド対応力診断2024」報告会は、京都市内の観光事業者に向けて、外国語対応やデジタル化、多様な来訪客への対応力強化を支援することを目的としたイベントです。本報告会では、診断調査の結果や新たに作成されたガイドラインの紹介に加え、パネルディスカッションを通じて、実際の課題や解決策について専門家が意見を交わしました。
日時:2025年2月17日
会場:QUESTION(クエスチョン)7F Creative commons 2(京都市中京区)
主催:公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)
登壇者:
ブルダニオティス・ジョージ 氏(翻訳者、ライター、ビジネスコンサルタント)
宮本 秀範 氏(株式会社リーゴ代表取締役)
小杉 泰 氏(立命館大学立命館アジア・日本研究機構 教授/アジア・日本研究所所長)
玉木 千佐代 氏(KYOTOVEGAN代表)
パネルディスカッションの内容
ヴィーガン対応に関する課題として、「ヴィーガンは観光客だけのものではない」という点を強調し、価格設定やメニューの提示など、日本国内のヴィーガンやベジタリアンにも配慮することの重要性を指摘しました。
また、単にヴィーガン対応の食事を提供するだけでなく、その背景にある環境への配慮も大切だと述べ、「例えば和菓子がヴィーガン対応でも、プラスチック容器ばかりでは満足度が下がる」と指摘。ヴィーガンに対する価値観を見直し、より持続可能な形での対応が求められることを提案しました。
さらに、「Vegan Friendly(ヴィーガンフレンドリー)」という言葉を活用し、できる範囲で対応する姿勢を示すことが、観光事業者にとっても取り入れやすい方法ではないかなどと提案しました。
最後に
報告会後に実施されたテーマ別相談会では、京都の飲食店・観光事業者の方々から多くの関心が寄せられました。KYOTOVEGANでは、引き続き世界で最も寛容な“京都発のヴィーガンカルチャー”を目指して、ヴィーガン対応に関する情報提供や個別相談を行っております。ご興味のある事業者様は、ぜひお問い合わせください。
KYOTOVEGAN は、
●生物多様性を大切にします
すべての生きものが互いに違いを活かしながら、つながり調和していることを意識して活動します。
●ネイチャーポジティブを目指します
Nature Positive 。「自然と共生する社会」の達成に向け、社会や経済の活動によって、自然生態系の損失を食い止め、回復させていく行動を応援します。