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和蝋燭とは

和蝋燭は室町時代から続く歴史を持ち、植物性の原料のみで作られる優しい灯りと、ほのかな香りの良さで知られています。京都伏見も和蝋燭の伝統産地の一つで、近年和蝋燭が伝統工芸品として注目が集まっています。この記事では、洋蝋燭との違いや和蝋燭の魅力についてご紹介します。

和蝋燭の歴史

和蝋燭の歴史は古く、奈良時代に中国から仏教と共に伝来したと言われています。当時は、蜜蝋や獣脂を原料としたものが主流でした。その後、室町時代にハゼの実から採れる蝋油を使った和蝋燭が誕生し、江戸時代には庶民の間にも広く普及しました。和蝋燭は、仏壇やお供え、茶道など、様々な用途で使用されてきました。
明治時代になると、西洋から安価な洋蝋燭が輸入されるようになり和蝋燭の生産量は減少しました。しかし、近年では伝統工芸品として見直され、再び人気が高まっています。

和蝋燭の3つの魅力

植物性の原料
和蝋燭は、和紙にイグサの髄(ずい)を巻いて作った芯に、櫨(はぜ)や米ぬかから採った蝋(ろう)を固め、すべて植物由来の原材料で作られるのが特徴です。
一般的な安価なアロマキャンドルの多くにはキャンドル用の合成香料が添加されてたり、パラフィンワックス(石油由来)を使っていますが、和蝋燭は化学物質を一切使用していないため、環境に優しく安心安全に使用できます。植物性の原料で作られている和ろうそくの煤(すす)はサラサラとしており、石油を原料とする洋ろうそくにくらべて油煙が少なく室内を汚しません。

長年使う仏壇に和蝋燭が使われるのは、金箔を程度よく保ち修理の時に油がこびりつかないためです。石油由来のものはベッタリと煤が張り付くそう。

温かな灯りとほのかな香り
和蝋燭は、原料の植物性油脂によって、独特の香りがあります。ハゼの実を使った和蝋燭は、ほんのり甘い香りがあり、木蝋を使った和蝋燭は、木のような爽やかな香りがあります。これらの香りは、洋蝋燭にはない、自然な温かみを感じさせてくれます。

ゆらゆらと揺れる炎
和蝋燭の芯は和紙を巻きつけて作られるため、空洞があり、太い形状です。一方、洋蝋燭の芯は糸でできており、空洞がなく、細い形状です。この違いにより、洋蝋燭は炎が小さく煤が出やすいという特徴があります。一方で、和蝋燭は炎が大きくゆらゆらと揺らめき、煤が出にくいという特徴があります。この揺らめく炎は、1/fゆらぎと呼ばれる自然界のリズムに近く、心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらしてくれます。

和蝋燭はインテリアとしても

京蝋燭は、シンプルなものから、花や動物をかたどったものまで、様々なデザインの和蝋燭を選ぶことができます。部屋の灯りに使用することで、温かみのある空間を演出することができ、インテリアとしてもお楽しみいただけます。

 

植物由来の原料で灯される和蝋燭で、心安らぐ特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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