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KYOTOVEGANメンバーズやクライアント方によく聞かれるのが、この表題の質問です。ヴィーガン対応の知識として「白砂糖がつかえない」という情報を持っているかたが何故か多いのです。

答えは、

全てがだめなわけではない。

 

ご存知の通り砂糖は精製して白くなります。その精製するときのフィルターに牛骨炭を使うから素材には動物性が入っていなくても、ヴィーガンには使えないという理由です。

精製には、石灰を使う方法もあります。この場合の白砂糖はヴィーガンOKということになります。

 

私がヴィーガンになった2017年ごろ、使える白砂糖について色々な砂糖メーカーに問い合わせたことがあります。そのとき、北海道のてんさい糖を見つけて、メーカーに確認をし牛骨炭を使っていないことがわかりました。

ホームページにこのような製法が書かれています。(日本甜菜糖株式会社

 

てん菜。ビートというほうれん草の仲間からできています。お砂糖をつくるとき、てん菜から糖分を抽出し、ろ過して煮詰めたあと、結晶と糖蜜に分けます。それぞれを乾燥させると、結晶は上白糖・グラニュ糖になります。糖蜜のてんさい糖は、茶色で蜜を含んだまま高温で乾燥させた素材そのものの色です。

 

 

海外でも白砂糖問題は調べればでてきますが、日本の方がフォーカスして取り上げられている印象があります。

 

動物や自然を大切にしたい想いでヴィーガンのライフスタイルを選択

その想いをを考えると、パーム油のことも知っておく必要があります。

アブラヤシから採れる油ですが、「植物油」と記されて私たちの生活の必需品、食品・洗剤・化粧品など、に使われています。アブラヤシを育成するためにインドネシアの森林が伐採されたり焼かれたりなどして、環境問題として取り上げられたり、森林で生息していた動物たち、特にオランウータンの数が危機的状況まで減っている事実があるようです。記事はこちら。クリック

このことは世界の大手企業も知っていて、今まで通りパーム油を使用していては消費者がついてこないことを懸念しています。

そこで出来た取り組みがあります。それに賛同している企業であることがわかるのがこのマーク。

持続可能なパーム油を生産していることを認証している国際的なマークです。コンビニなどで買えるポテトチップスやインスタントラーメンの裏にもこのマークを見ると思います。

 

何故その選択をするのか、理解をする過程で色々な社会問題について考えるきっかけになることも、ヴィーガン対応の興味深いところではないかと思っています。

 

玉木

 

 

 

 

 

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